etsuxのブログ

自分がハマったことなどを記録しています。

STYLE-IL11-i7S-HNV購入とVMware vSphere Hypervisorの構築

iiyamaの省スペースPCを購入。

iiyama STYLE-IL11-i7S-HNV [Windows 10 Home] | パソコン工房【公式通販】

大きさとスペックがよい自宅のセンターサーバー用(自分の実験用)。

 

ここにVMware vSphere Hypervisor環境を作って、仮想マシンをいくつも立てて、夢を見てみようと思う。

無償の VMware vSphere Hypervisor, 無償の仮想化 (ESXi)

VMware-VMvisor-Installer-201701001-4887370.x86_64.iso 

 

サイズが328 MBしかないのでISOをCD-Rに焼いて、インストールを始めたらすぐにエラーが出た。

「nfs41client failed to load」

How to fix nfs41client not load ? |VMware Communities

いろいろ書いてあるけど、ESXiとNICで調べてみるとNICが対応していないとダメらしい。つまり、エラーの原因は NICRealtekなので、ESXiに標準に提供されているドライバでは対応できない、ということらしい。

仮想環境なのでネットワークなしというわけにはいかないので、ネットワーク関連を無視してインストールするのはありえないから、対処は必須。

 

 

読みやすそうな参考記事はこのあたり。

VMware ESXiをインストールしたら「No network adapters」ではまった時の対処法 - Qiita

 

必要なファイルをダウンローしようとリンクをたどっていくと、ESXi-Customizer-PS-v2.5.ps1は飛び先がDonate(寄付)のところ。少し上にスクロールすれば、ダウンロードリンクがあるのでそこからダウンロード。

VMware Front Experience: ESXi-Customizer-PS

 

ダウンロードしたファイルは以下の3つ。

  • VMware-PowerCLI-6.5.0-4624819.exe
  • ESXi-Customizer-PS-v2.5.ps1
  • net51-drivers-1.0.0-1vft.510.0.0.799733.x86_64.vib

 

VMware-PowerCLIをインストールしようとすると、PowerShellのポリシー変更が必要とのこと。

コマンド:Set-ExecutionPolicy RemoteSigned

 

念のため、注意書きを読んでおく。とりあえず大丈夫とする。

about_Execution_Policies

RemoteSigned
- スクリプトを実行できます。Windows Server 2012 R2 の既定の実行ポリシーです。
- インターネット (電子メールとインスタント メッセージング プログラムを含む) からダウンロードされたスクリプトと構成ファイルが、信頼された発行元によってデジタル署名されている必要があります。
- ローカル コンピューター上で記述された (インターネットからダウンロードされていない) スクリプトには、デジタル署名は必要ありません。
- Unblock-File コマンドレットの使用などによってスクリプトのブロックが解除されている場合は、インターネットからダウンロードされた、署名されていないスクリプトが実行されます。
- インターネット以外をソースとする署名されていないスクリプトや、署名されているが悪意のあるスクリプトが実行される危険性があります。

 

PowerShellで実行したら

Set-ExecutionPolicy : レジストリ キー 'HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\PowerS
' へのアクセスが拒否されました。 既定 (LocalMachine) のスコープの実行ポリシーを変更
ョンを使用して Windows PowerShell を起動してください。現在のユーザーの実行ポリシーを
-Scope CurrentUser" を実行してください。
発生場所 行:1 文字:1
+ Set-ExecutionPolicy RemoteSigned
+ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
+ CategoryInfo : PermissionDenied: (:) [Set-ExecutionPolicy], Unauthor
+ FullyQualifiedErrorId : System.UnauthorizedAccessException,Microsoft.PowerShe
nd

 

あ、PowerShellを「管理者として実行」で起動するんですね。→無事完了。

VMware-PowerCLIのインストールで[Continue]ボタンを押してインストール完了。

 

続いて、PowerShellESXi-Customizer-PSのスクリプトを実行。

about_Execution_Policiesの-v65の説明が間違っているけど。

-v60 : Create the latest ESXi 6.0 ISO
-v65 : Create the latest ESXi 6.0 ISO

 

以下のコマンドを実行。

.\ESXi-Customizer-PS-v2.5.ps1 -v65 -pkgDir O:\download

 

に不要なZIPファイルなどがあると読み込みに多少時間がかかる上にFAILEDが出て無視される。pkgDirには余計なファイルはおかないように注意。

 

Loading Offline bundles and VIB files from O:\download ...
Loading O:\download\XXXXXXXX.zip ... [FAILED]
Probably not a valid Offline bundle, ignoring.
Loading O:\download\net51-drivers-1.0.0-1vft.510.0.0.799733.x86_64.vib ... [OK]
Add VIB net51-drivers 1.0.0-1vft.510.0.0.799733 [New AcceptanceLevel: CommunitySupported] [OK, added]

 

カスタマイズ版のISOの作成が完了。

ESXi-6.5.0-20170404001-standard-customized.iso

 

標準のISOをCD-Rに焼いて(2回)でインストールに失敗したので、今度はDVD-RWに焼くことにした。常識かもしれないけど、↓のとおり。

  • DVD-RWでもISOイメージは焼ける。
  • 起動用のディスクに使える。
  • DVD-RWのほうがCD-RよりもESXiのインストールのファイルの読み込みが速い。(なぜかは知らない)

最初のエラーも起きなくなり、「nfs41client load successfully」で進んだ。

ESXiのインストール先にはSSDを選択したが、HDDにしておいて、SSDはOSの仮想イメージにしたほうがよかったかも。