仮想環境でOSXを入れるにはunlockerというものがあるらしい
皆さん、ESXiでOSXの夢を見ることがあるらしい。
ESXi 6.0を入れてみたので、同じような夢を見てみようと思い、unlocker 2.0.8を使ってみた。
が、仮想マシンを起動しようとするとすぐに停止してしまう。
他にも「Unable to connect to the MKS: Cloud not connect to pipe \\.\pipe\vmware-authdpipe ~」なるメッセージが表示されたりする。
unlockerが効いていないか確認。
- syslog → unlockerが読み込まれたログがあるので問題ない。
- /bin/vmx → /unlocker/vmxへのシンボリックリンクになっているので問題ない。
- ps -c | grep vmx → vmx起動直後にプロセス情報を参照。/bin/vmxを指しているので問題ない。
上記は問題ないことを確認。
ちなみに、使ったバージョンは「ESXi-6.0.0-20170604001-standard-customized.iso」、vmxのコマンドラインではVMware ESX;version=6.0.0;buildnumber=5572656」となっているものであり、ESXi-Customizer-PS-v2.5でオンラインで持ってきたものになる。
最近更新されたビルド番号なので、やはりOSXのチェック強化が行われているからかもしれない。
また環境の作り直しになるが、ESXi-Customizer-PS-v2.5にizipオプションをつけて作ったほうがよさそう。
VMware Front Experience: ESXi-Customizer-PS
izipにはオフラインバンドルというものをダウンロードして指定しなければならないが、以下のサイトでダウンロードできるようだ。
https://my.vmware.com/ja/group/vmware/patch#search
これで古めのESXi 6.0を入手してやってみようと思う。
コマンドは以下のような感じになる。
.\ESXi-Customizer-PS-v2.5.ps1 -izip .\ESXi600-201511001.zip -pkgDir . -outDir .
カレントディレクトリのファイルは以下。
- ESXi-Customizer-PS-v2.5.ps1 … スクリプト
- ESXi600-201511001.zip … ダウンロードしたオフラインバンドル
- net51-drivers-1.0.0-1vft.510.0.0.799733.x86_64.vib … ドライバ
- ESXi-6.0.0-20151104001-standard-customized.iso … 生成されたISO
unloker207まで提供されていたefi64-srvr.rom/efi32-srvr.romが必要との情報もあった。
Mac OSをインストール!(の準備) | 人畜無害のブログ
unlocker208のまま、efi64-srvr.romのコピーとvmxファイルの以下の編集で実行してみる。
smc.version = "0"
efi64.filename = "efi64-srvr.rom"
やはりvmware.logに以下のメッセージが出ている。
[msg.Backdoor.OsNotMacOSXServer] The guest operating system is not Mac OS X Server.
unlocker208はアンインストールして、unlocker207をインストールしなおす。
cd unlocker208
./esxi-uninstall.sh
cd ../unlocker208
./esxi-uninstall.sh
OSチェックが通って、インストーラの起動画面が立ち上がった。
今度はディスクが見えないが、ディスクユーティリティで消去すれば見えるようになった。
ESXi6.0にMac OS X El Capitanをインストールする。 - ダンデライオン
ESXi-6.0.0-20170604001でも、unlocker207が動作することを確認。
unlocker208は動作しなかった。